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知的財産権って、思いつき・言った者勝ちなのか?

歯と口の健康週間(6月4~10日)です。虫歯予防のため各地でフッ素塗布と呼ばれる集団洗口や集団塗布が行われていますが、電気を使用するトレー法とかイオン導入と呼ばれるイオン導入法で使用される2%フッ化ナトリウム溶液の濃度と口に入れるトレー容量はリスキーである、ことを連載中です。

筆者は歯科用フッ素イオン導入器の開発から生産化まで担当していましたが、ひどいハラスメントのあったことは今まで書いた通りです。モラルや法令順守より「国からもらったお墨付きだ(と思っている)」と「役人や先生との関係」ばかりを重視して、ppmと%の違いも判っているのか疑わしい薬剤知識、電気・メカという物理常識もひどい状況でした。もちろん知財権も・・・

さて製造業で知的財産権といえば特許(実用新案)。特許といえば「先に申請した方が勝ち!」ですよね。これを、この会社は大きな勘違いをしていました。どういうことかと言うと「実現可能か不可能か」より『先に言った者勝ち!』という認識です。この「先に言った者勝ち!」が製造業を弱くしてきた原因と筆者は考えています。

なぜなら「言うだけならタダ(コストは発生しない)」から。お陰様で製造業の開発にかかわらず企画・管理においても「言うだけならタダ」でルーチンワーク以外は一切しない社員さんがいかに多いことか!特にルーチンワーク管理職は無駄なコストと気付いていない大企業も多く見られますが、日本では「言うだけならタダ!」の方が勝ち!(理由は、下の者の方に勝ち目は無いから)

話を元に戻して「先に言った者勝ち!」は「責任回避」の元凶でもあります。「有言実行」が組織の行動原理のはずですが、「オレ様は正しいことを言ったからオレ様の務めは終わり!」という「有言不実行」組織の出来上がりです。そしてモラル低下とハラスメントの進行が加速するわけ!

もっと基本部分に話を戻します。特許や実用新案は「思い付き」ではダメってことは普通分かりますよね。「砂を金に変えられたら儲かるよな」なんて誰でもムリって分かりそうですが、「時速100キロの自動車を瞬間的に速度をゼロにできたら交通事故が無くなる、って特許だ!オレ様って天才!」と言うような物理知識や人体知識のない人間は世の中に意外と居ます。これって特許になるでしょうか?

もちろん特許になりませんね。実現手段と実施例を明確に説明できないと特許にも実用新案にもなりません。でも偉いさんであるオレ様は「それを考えるのが技術者の仕事でしょ!」と自らの「有言不実行」を正当化します。同じ理屈で、フッ化ナトリウム溶液は虫歯予防に効果のあることは厚生労働省のお墨付きだ!濃ければ濃いほど効果が高い、という「言うだけ」主義がまかり通ってしまいます。フッ化ナトリウム溶液は濃ければ濃いほど人体に影響はないのか?、とは思わないのでしょうね。(量的な問題は「濃淡同量」としてですが、実際の現場では量的コントロールも?)

「回路図は神から授かった」そうですが、実際には設計と試作が行われています。現在販売中のパイ〇キュアーの知的財産権が社外にも存在しています。筆者も権利放棄をしていませんので、今後もパイ〇キュアーに限らず、医療機器を中心とする製品群の製品化・生産継続の道筋を説明していきます。(オレ様にはKSRD省がついているんだぜ!・・・おっと!個人情報なので?)
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プロフィール

サイトーテック

Author:サイトーテック
食品メーカーにて生産技術に携わりながら厚労省HACCP承認を経験。その後、信州・佐久の老舗歯科用医療機器メーカーで製品開発・退職。食品衛生・医療機器安全・労働安全衛生を絡めた「ものづくり」の裏方である生産技術一筋二十数年。一芸より多芸を求められる人間から見た「ものづくり」論。

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