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フッ素イオン導入器で苦労したのは?

虫歯予防のため各地でフッ素による集団洗口や集団塗布が行われていますが、電気を使用するトレー法とかイオン導入と呼ばれるイオン導入法で使用される2%フッ化ナトリウム溶液の濃度と口に入れるトレー容量はリスキーである、ことを連載中です。なぜトレー法、イオン導入法だけppmオーダーでなく%オーダーなのか、そしてフッ素はppmオーダーだから安全という説明、との矛盾に気付いていただきたいです。

さて前回提示した回路図・・・恐ろしく簡単じゃないか!と思われた方も多いと思います。0~400uAの定電流回路は実に簡単に、そして(電流表示・タイマを除けば)数百円のコストで実現できます。フルスケール500uAの針式の電流計とすれば原価数千円?・・・自作しても電池式ならOKですが、ACアダプタ利用で人体への通電は危険ですので、絶対にお止めください。絶縁の悪いACアダプタだと感電します。

さて虫歯予防や根管治療で使用されるフッ素イオン導入器の回路図で一番回路が面倒なのは・・・実は表示器!

パイ〇キュアー5型までは針式電流計で済んでいましたが、パイ〇キュアー10から液晶表示となりました。ちなみにパイ〇キュアー10は7セグメント等の表示をマイコンで直接駆動しています。マイコンの出力ピンが足りたから可能だった訳で。

6/4投稿のプロトタイプはマイコンから直接LEDバー表示させる方式は採っていません。ハードで別途回路を構成しています。おかげてファームウエアは簡単にできました。

それでは、現在、販売中のパイ〇キュアーですが・・・筆者デザインのこの液晶表示器が使われているか、どうか筆者は知りません。
LCD
筆者、在籍中の試作機までは上記の表示器を使用しておりました。

パイ〇キュアー10よりセグメント数が増えていますので、LCDドライバという部品を使用しています。これでファームウエア作成の負荷が下がりましたね。(分かる方ならピン数から・・・33)

こんな風にフッ素イオン導入器の開発には苦労してきた訳ですが、一番苦労させられたのは・・・

同時期に動物用の歯科ユニットの初ロット生産(15~20台だったかな?)があったこと。悪い上司と、その手下の製造担当者は生産一切を拒否!(エム・エスグル〇プのIさん、知っていました?)悪い上司は「自分も生産に携わった」と言いながら何もしないか、筆者の組み立てている横で椅子に座って見てるだけ!

お陰様で一人で全台組み立てた筆者は強烈な腹痛に襲われ、市内の浅〇総合病院で2週間点滴だけで過ごす羽目に!

ちなみに歯科ユニットとは、どこの歯医者さんにもあるキーンと歯を削ったり、歯石取ったり、空気・水を口の中にかけたり、よだれを吸い出す・・・あの大型器械のことです。(動物用なので照明とチェア(?)はありませんが、エアコンプレッサ内蔵で1台30~40kg位のものです。吉田君や森田さんなら分かるよね・・・)

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プロフィール

サイトーテック

Author:サイトーテック
食品メーカーにて生産技術に携わりながら厚労省HACCP承認を経験。その後、信州・佐久の老舗歯科用医療機器メーカーで製品開発・退職。食品衛生・医療機器安全・労働安全衛生を絡めた「ものづくり」の裏方である生産技術一筋二十数年。一芸より多芸を求められる人間から見た「ものづくり」論。

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